皆さんこんにちは!
奈良市議会議員の岡本せいしです!
本日はね、奈良市より報告を受けた資料の一つ。
表題にもある「不登校児童生徒の状況」について、お伝えさせて頂きます。
この資料では令和3年度、つまり去年を最新のものとして、過去5年間(平成29年度~)の不登校児童生徒数の推移が記されております。
資料を見ると、全国的にも、奈良県としても、そして奈良市としても年々不登校の児童生徒が増え続けており、奈良市では平成29年には小学生1000人あたりの不登校児童が5.8人だったのが、令和3年には15.6人。約3倍に増加しています。
中学生では1000人あたり不登校生徒が32.5人だったのが、69.6人と、こちらも約2倍に増加しています。
また、奈良市の1000人あたりの不登校児童生徒数は、全国・奈良県と比較しても大きなものとなっています。
この不登校児童生徒が増え続ける現状の中で、私としては大きく3つの視点が必要だと思っています。
一つ目は、状況の分析です。
学校や家庭、また対人関係など、何か問題が起こった結果、「行きたくても行けない」状況に陥ったのか。
それとも、そもそも本人が「学びの場を学校に求めていない」のか。
ここをしっかりと理解しなければ、本人が求めていないのに無理に学校に連れていく。などの、適切ではない対応に繋がってしまいかねません。
二つ目は、周りの人間の理解です。
基本的には学校が学びの場所であることに違いはありませんが、多様な学びがあるなかで、「学校だけが学びの場所」であるというのも違うのではないかと思っています。
保護者や教員、そして関わる人間すべてがその児童生徒の状況や特性を理解し、そして許容し、フラットな感情でその子にとって最善の居場所を見つけてあげる。
こちらが学びの多様性を理解しなければ、その子にとっての「学びの場」へ導いてあげることは出来ません。
三つ目は、学びの場所の確保です。
学校の教室。しかその街に用意されていなければ、学校の教室に何らかの理由で馴染めない子は、学びに向かう機会を失ってしまいます。
奈良市の具体的な取り組みや、私が考える政策などはまたお伝えさせて頂きますが、「不登校」というものはこれからさらに大きな問題となっていきますし、ただ、当事者である未来を担う子ども達は日々成長していくからこそ、一刻も早くすべての子ども達に寄り添った取り組みを行うべきであると考えています。
また、もし何かお悩みのことがあれば、一切の遠慮はいりませんので、
okamon0111@gmail.com
こちらまで、いつでもご連絡・ご相談ください。
それでは本日は奈良市から報告を受けた「不登校における状況」について、お伝えさせて頂きました。
本日もご覧いただきまして、ありがとうございました。
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